NEW ANALYSIS 正説ホワイトニング

③	ホワイトニングの正しい術式

最初に述べたように、ホームホワイトニング剤の認可を取ろうとしたメーカーとそれに協力した臨床医のデータにより日本のホワイトニング治療は混乱してしまいました。ここには以下の図のように書かれていました。

ナイトホワイトエクセル日本版
(デニックスインターナショナルのHPから引用)

ナイトホワイトエクセル
機能的歯面清掃後に用いる着色歯面の清掃補助剤

適応部位
成人6前歯、健全歯のみであり、くさび状の欠損を含む修理処置が必要ではない歯面または処置が行われていない歯面

用法・用途
1回最大0.5gの本剤を用い、適合したマウストレーで1日1回に限り最大2時間、次の方法により装着する。 装着は最低2週間を限度とし、異常が見られた場合直ちに使用を中止する。マウストレーは3日間毎に交換する。

NITE WHITE®EXCEL™米国版
(原文引用)

Option1
Nite-time wear: All night long, while you sleep. A 4 hours minimum wear-time is desirable.

Option2
Daytime wear: 2-4hours per applications, once or twice a day.This option is recommended for problem sleeper.

Option3
Combine daytime and night-time wear for more rapid results. There must always be at least a two-hour rest period between treatment.

NITE WHITE®EXCEL™米国版
(山本訳)

施術法1
夜間使用:就寝中ずっと、あるいは最低4時間以上の装着が望ましい。

施術法2
昼間使用:2−4時間の装着を日に1,2度行う。これは、睡眠時に行えない場合に推奨できる。

施術法3
短時間での効果を求めるとき:昼夜(施術法1+2)行うときには、ホワイトニングの施術時に最低2時間の間隔を置くことが必要である。

となり、全く異なる内容です。
ですから患者の皆様がカスタムトレーを3日ごとに換えてくれなくても、お口のお掃除の補助でカスタムトレーを使用するという目的ではないので、歯医者さんに喰ってかからないようにしてあげてください。こうしたトラブルは“ヤフー知恵袋”や“2ちゃんねる”でも度々取り上げられており、私たちはこうした繰り返しにうんざりしておりますが、やはり患者の皆様方は添付文書は目にすると思うので、本当にこれを売り出すために奔走したセールスマンや研究者の罪作りな行いは重いです。

ホームホワイトニングの正しい手順

  • 1
  • STEP1
    術前診査・デジタルカメラでお口の中を撮影し診断と術前の記録にします
  • 2
  • STEP2
    お口の中をアルジネートという印象材でカスタムトレー製作用の型取り
  • 3
  • STEP3
    型取りしたものに石膏をついで模型を作ります
  • 4
  • STEP4
    石膏をついだ模型は以下のように歯の表面にレザボアという薬剤を収納するスペースを作っています。これに0.9mmのビニールシートを巻きつかせて型に合ったビニールトレー作成の準備をします
  • 5
  • STEP5
    模型作成には吸引加圧法ができるモデルキャプチャー(松風)を使用しています。
  • 6
  • STEP6
    モデルキャプチャーの上部にはヒーターが付いていて、ビニールシートを熱で加工します
  • 7
  • STEP7
    吸引には約6MPaの力がかかり模型にビニールシートが強く圧せられます
  • 8
  • STEP8
    器械内部で模型に圧せられたシートの状態 トリミング用ナイフにて模型からビニールシートを丁寧に切り抜いて完成します
  • 9
  • STEP9
    このような数々のステップを踏んで完成したカスタムトレーです。 山本歯科医院&横浜ホワイトニング・インプラントセンターではスキャロップタイプ・レザボア添付した精密カスタムトレーをすべての患者様にご提供しています
  • 10
  • STEP10
    精密なカスタムトレーに稠度の高いホワイトニング剤をご提供させていただき最も効率的なホームホワイトニングをしていただけるように配慮しております。
  • カスタムトレーに薬剤を入れて最低4-6時間程度装着し、正説ホワイトニングに基づいたトータルホワイトニングで“超速で”終わってしまいましょう!