ホワイトニングの歴史と現代の治療法紹介

  • 歯の象牙質の色をホワイトニングして明度を上げようという発想で、健全な歯であってもわざわざ神経を取って歯を白くしようと試みた治療法です。 左図 ホワイトニングするために8本の健康な歯から神経を抜く治療をしてあった

虫歯などで神経を取る必要があった結果、しばらくして歯の色が変色した場合は止むを得ないが、わざわざ健康な歯の神経を殺して薬剤を入れるスペースに変えることが歯科界のコンセンサスもないまま行われていたことに憤りを感じる。歯の健康、あえて言えば寿命を顧みず歯の色の改善を図ろうとすることには私は嫌悪を感じる。 私がウォーキングブリーチを行うのは全体のホワイトニングしても、もともと神経を失っている歯の場合にその他の歯とのギャップが埋まらない場合、歯髄側から象牙質に生じている着色を緩和することを目的とするためである。この手法は、ホワイトニング治療の中ではかなり原始的な部類に属し、薬剤自体も古い処方がそのまま残り、特に最新の知見はない。経験的にはウォーキングブリーチにて審美的改善には4-8回程度の施術が必要といわれている。