なぜトータルホワイトニングなのか?

なぜトータルホワイトニングなのか?

薬剤添付文についての混乱は厚生労働省がホワイトニング剤の安全性を決して認可しないだろう、というところに問題の根源があります。歯を白くする物質は過酸化水素と二酸化チタン(これは食品添加物に区分されています)ですが、どちらもフリーラジカルに分解して歯の着色物を酸化して脱色する経路を辿ることは共通なので、ときどきエステサロンなどで「過酸化水素を使用しないので安全」などと謳って商品を売り込み宣伝をかけるものもありますが、過酸化水素の濃度が低い(あるいは0だと)と治療効果が著しく低くなる上に、フリーラジカルの使用総量が増えることは全く安全性からかけ離れておりますので却って危険性が高いので注意してください。  また米国FDA(食品医薬品局)でホワイトニング剤は承認を受けているので安全だ!としている歯科医師もいますが、フリーラジカルを安全であると言わない厚生労働省の言い分の方が正しいと思います。ただ、現実には今の科学技術水準では、人体への危険に関し正誤を判断できないからと言って、本当は心配性で杞憂なのかもしれないのです。諸外国が、薬剤を簡単に認可するのは、科学的評価でなく政治や経済を優先して薬品を承認しているからです。厚生労働省が見切り発車をしない分、日本の国民は抗がん剤やホワイトニング剤などで割を食っているとも言えるし、逆の見方をすれば用心深く守られているとも言えます。日本で、科学評価なしに政治力で承認された薬剤はワクチンやインフルエンザ治療薬くらいのものです。  話をフリーラジカルに戻すと、動物実験でも安全宣言は出せませんでした。しかし、だからと言って危険であるとも断定はできていません。ただ常識的に、“体を酸化する”=“健康に良いとは言えない”物質を使用するのですからこの薬剤を使用する歯科医師は十分に慎重に、そしてできる限り薬剤総量を減らす努力をすることが求められるのは当然ではないでしょうか? そう考えると、ホームホワイトニングを患者様に延々と継続することを迫るのは如何なものか、と思います。  今のところ、科学的な証拠がなくて証明はされておりませんが、過去にホワイトニングを治療してきた膨大な方々の件状態は良好で、著しい問題点を指摘されるようなことは起こっていないことは事実です。そこから楽観的な評価をして「ホワイトニングはそれほど悪くはないんじゃないか?」ということはホワイトニングを治療として認める強い根拠になっています(^^)ホントです! 正直に述べるとこれくらいのレベルですから、これが嫌なヒトはやらないことです!反対に、綺麗に魅せるためには多少の努力を払う気があるならやってみる!と評価が分かれてよいのではないか!と思います。(もう少し詳しい内容は正説ホワイトニングへ飛ぶ) 私自身は、ホワイトニングを私も妻にも息子にも娘にもやっていていますが、大きな不安は感じていません。彼らは同業者および学生なのでその問題点も知っています。全く無理はしていません。世の中には他にも問題点はたくさんあります。例えば、他人のタバコの煙を吸ってしまった(^^;、日差しが強く紫外線を浴びてしまった、農薬のかかったレモンを紅茶に浮かべてしまった、車の排気ガスを吸っている、食品添加物の入ったソーセージを食べている・・・思い浮かべるとキリないくらいです。フリーラジカルの摂取や被爆は日常ごくありふれた出来事です。  しかし、健康を気遣う医師の立場に立つと「万が一」という発想の下に治療をするのは患者様への使命だと考えているので、ホワイトニング治療は今後ホームホワイトニングではなくてトータルホワイトニングを勧めるように考えるのは矜持であり責任であると私は思っています。