THREE  PRINCIPLES ホワイトニングの3原理

ホワイトニングの効果は何から生まれるのか

歯が白く見えるのは過酸化水素が分解しフリーラジカルの酸化力によって着色成分が分解し無色化するという根本的な原理に従っています。しかし、これだけだとホームホワイトニングが歯の白さを長持ちさせることや、オフィスホワイトニングではすぐに戻りやすい理由を説明できません。また、ホワイトニングの治療の伴うスピードの個人差がある理由も全くわかりません。

なぜトータルホワイトニングなのか?

少しだけ専門的になって恐縮ですが・・・  歯はホワイトニング剤の作用により、成分のアパタイトが組成変化を起こし、規則性正しい配列からアトランダムな組成に変化していくのです。その結果、光は散乱します。(次図)すると、視覚的に透過性が減って透明なガラスがくもりガラスに変わったような効果が出てきます。このようなくもりガラス状の効果によって歯の内部の象牙質の色がマスキングされてきます。ですからエナメル質に厚みがあると、向こう側のものを隠す効果は出やすいことになります。

なぜトータルホワイトニングなのか?

次に、歯の深部に存在する象牙質についてです。象牙質は、歯の中でタンパク質に飛んだ組織でコラーゲン繊維が構成しています。コラーゲン線維の色は皮膚の色のように個人差があります。深部のコラーゲン線維の色は、ホワイトニング治療でもなかなか変化せず主にエナメル質との境界部に近い部分が白化する、ちょうど熱い牛乳の上に張る膜のように、エナメル質を通して白く見えるようになります。この部分が白くなると絵でいえばカンバスの下地が白くなるのでホワイトニング効果が出るのです。

なぜトータルホワイトニングなのか?

これら化学反応と物理的な変化の合計3つの変化によってホワイトニングの進行は進みます。そして、歯が綺麗に白く見えることに決定的に影響をもち、治療期間も左右する要素が原理中の②エナメル質の状態です。

歯が白く見える3原理

  • 着色成分の脱色化 → 無色化
  • エナメル質の構造変化(光の乱反射で視覚的不透過)
  • 象牙質の腐食